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クリスマスイブの幻想

夢を見たんだ。

夢の中で僕はサンタに出会った。

僕のイメージしていた好々爺とは程遠く、まるで歴戦の傭兵みたいな雰囲気を纏っていて、
僕はただ圧倒されてしまっていた。

サンタが近づいてきた、でかい、僕より頭一つぐらい、
ひょっとして二メートルはあるんじゃないか…?

鋭い眼光に見降ろされながら、僕は口をパクパクさせて怯えているだけだったのだが、

「メリークリスマス」

彼は、サンタはとても優しい笑顔でそう言った。

大塚明夫ボイスだった。

その笑顔と素敵ボイスで、僕の緊張は一気に和らいだ。

「メリークリスマス」

僕は応えた、そして続けた。

「…あなたがサンタさん?」

彼はまた、ニッコリと笑い。

「そうだよ、わたしがサンタクロースだ」

僕はとても嬉しくなった、本当に居たんだ!信じていて良かった!

いま僕の目の前にいるんだ!!

僕は混乱した、とても感動していたのだ。
語らいたい、握手、記念撮影、ソリに乗せて、本当に飛ぶのか?動力は?プレゼントの財源は?
思考が洪水のように押し寄せてきて、何を喋れば良いのか全く分からなくなってしまった。

僕がオタオタしていると、サンタはポケットから海中時計を取り出し、

「…おっと、ではそろそろプレゼントの配達の時間だ」

プレゼント!そうだ、プレゼント!!

「サンタさんっ!!僕、掃除機が欲しいですっ!!」

背を向けて去ろうとするサンタに、僕は叫んだ。

サンタはゆっくりと振り返り、

「プレゼントか…」

僕を見た、僕は緊張と期待でドキドキしながら言葉の続きを待った。

「…残念だが、君はあまり良い子ではなかったのでね、プレゼントは無いよ」

!?

サンタはいつの間にか、ばかにでかいソリに乗っていた。

「では、良いクリスマスを」

そう言って、黒王号みたいなヘラジカに鞭を入れると、凄まじい速度で飛び去っていった。


そうして、気がつけば僕はベットにいて、泣いていた。

良い子になろう、でもなんで掃除機?まだクリスマスでもないのに…色々考えたが、
とりあえず僕は不貞寝という名の二度寝に入った。


皆さん、メリークリスマス。






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プロフィール

ネココロネ。

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君がいて、僕がいる。
漫画家を目指している、
原稿はまだない。
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